元公務員フリーランスのレイです。
当サイトをご覧いただきありがとうございます。
この記事は★公務員試験受験生向け★です。
晴れて筆記選考を通過した皆さん、おめでとうございます!
次はいよいよ面接ですね。
どういう髪型や服装で面接に行くか、悩ましいですよね…。
短い面接の場で、少しでも好印象を持ってもらえる服装がいいんじゃない?
理想はそうなんだけど…。
私の場合は、「好印象をもってもらう」より「悪目立ちしない」ことを重視していたなあ。
実際に公務員になってから思ったのは、「そんなにカッチリしなくても大丈夫だよ!」ということです。
この記事では、
● 私が受験生だった頃の実例(だいぶ昔の話ですみません…汗)
● 公務員を経験した上で思うおすすめの髪型・服装
について紹介します!
受験生の皆様が、少しでも安心して自分らしく面接を受けられるよう、お役立ていただけたら嬉しいです。
令和時代の就活での髪型・服装の動き
大学新卒の就活生って、「あ、就活生だ」って一目でわかることが多いですよね。
特に夏に見かけると、「暑いのに大変そう。倒れないようにね…。」とおばさんお姉さんは勝手に心配しちゃいます。
もちろん、面接時の服装は、「おしゃれを楽しむ」のではなく、「身だしなみを整える」ことが大前提です。
ですが、まるで金太郎アメのごとく、皆そろって似たような髪型・服装をする必要があるのでしょうか?
新時代・令和になっても、今のところ10年前と大きな変化は見られないと筆者は感じています。
ただ、採用時や職場での髪型などについて民間企業やSNSからメッセージが発せられるなど、変化の兆しも見られます。
こうした自由を尊重する考えがスタンダードになるにはまだまだ時間がかかりますが、「周囲と同じではない」ことへの寛容さは昔と比べて増しているといえるでしょう。
実例1:筆者の場合(公務員試験受験生当時【2011年】)
実例の前に:「かつての受験生」がこれからの面接官になる
筆者は、2011年に公務員試験を受け、2012年4月に某都道府県に入職しました。
「そんな昔の話、参考にならないよ」って思いますか?
同期だった人たちは、2020年現在、30代の中堅職員になっています。昇進が早い人は、係長級になっています。
つまり、間もなく面接官になる世代であり、いまの面接官のすぐ下の世代なのです。
こちらの記事(面接での質問回答part1 )に私が某都道府県の一次面接を受けたときの話を書いていますが、面接官の一人は30代前半の係長級に見えました。
また、国の官庁訪問をした時も、最初は係長級が面接を担当し、徐々に面接官の階級が上がっていきました。
誰しも「自分の時はこうだった」という固定観念は大なり小なりあるでしょう。
ですので、面接官自身が受験生だったときの状況を知ることは、これからの受験生にとっても有意義であろうと思います。
公務員試験受験生当時の筆者はこうだった!
はい。イラストのとおりです(苦笑)
筆者は、美人でも不細工でもない、普通顔のややぽっちゃり体形(当時)です。
コンプレックスだったのが、やや大きめのバストです。
胸が大きい人って、首の詰まったシャツを着ると、太って見えるし少し動きにくいですよね…。
それでも、「就活生はシャツを着て、第一ボタンもしっかり閉めることが当然」と思っていたので、嫌々着用していました。
6~8月の暑い時期にスーツを着て、しかも自分のコンプレックスが目立ち動きにくさもあって。
「襟付きシャツじゃなくて、胸元広めのカットソーやキャミソールを着たい。その方がリラックスして面接に臨めるだろうな…。」と思っていました。
あと、ヒール付きのパンプスも辛かったです!
普段はノンヒールしか履かないので、歩き方が不自然にならないよう気を付けるのが大変でした。
無難なスタイルを徹底した結果、外見で悪い印象を与えたことはないでしょうが…。
違和感やストレスによるコンディションの低下が多少あり、間接的にマイナスの影響があったかもしれないな、と振り返って思います。
実例2:筆者以外の受験生の場合
続いて、私以外の受験生の様子を紹介します!
結論を言うと、「国家公務員の受験生は比較的自由度が高い」「地方公務員の受験生は典型的な就活生スタイル」という印象でした。
国家公務員(国家1種(現総合職)の官庁訪問で見かけた受験生達)
典型的な就活生スタイルの人が8~9割くらいで、残りは自由度が高い(社会人のスーツ姿に近い)スタイルだったと記憶しています。
中には、髪色が明るい茶色だったり、スーツの色がアイボリーだったり、ピアスやネックレスなどアクセサリーをしている人もいました。
※身だしなみは、清潔感がありしっかりしていました。
官庁訪問は面接と面接の間の待ち時間が長く、受験生同士の雑談タイムもあったのですが、彼女たちは非常にコミュニケーション力が高かったです。
面接の評価は高かったようで、最終的に経済産業省など人気省庁に採用されたと人伝に聞きました。
彼女達は、大学新卒ではなく、大学院生や社会人の人が多かったです。
確かに、私も社会人になってから就活をするなら、わざわざ大学新卒の象徴のようなリクルートスーツは買わないでしょう。
彼女たちの外見が「典型的な就活生スタイルではない」ことによる評価への悪影響は、全く感じられませんでした。
それなら、仮に大学新卒が彼女達と同じような髪型や服装をしていたとしても、問題はないと推察されます。
特に官庁訪問は朝から晩まで&数日がかりの長丁場なので、自分に合った服装が望ましいのではないかと思います。
地方公務員(某都道府県で見かけた受験生達)
国の官庁訪問で見かけた受験生とは違い、殆どが典型的な就活生スタイルでした。
私が受けた(後に採用された)某都道府県では、社会人からの転職組もそこそこいたのですが…。
「この人、新卒ではなく社会人かな?」と服装から感じる人はいませんでした。
なお、就活生らしいスタイルをすることが、悪い訳ではありません。
真面目さや従順さが伝わりますし、自分が無理をしていないなら、問題ないでしょう。
特に小さな自治体の場合は、まだまだ考え方が古かったり、「出る杭は打たれる」風潮があるかもしれません。
自治体ごとの特性も踏まえて、より良いスタイルを選ぶといいのではないかなと思います。
いまの時代なら、どういう服装がいい?公務員を経験した上でのおすすめ
↑実際に公務員を経験した筆者が、過去の自分におすすめしたい面接用のスタイルです。
当時の実際のスタイル(1枚目のイラスト参照)より、こちらの方が好印象だと個人的には思います!
自信と余裕が感じられて、仕事ができそうな女性に見えませんか?
これまで紹介してきたのは、約10年前の話です。
いまは、令和の時代。昔よりも、個性や多様性が認められやすい社会になっています。
まず、髪型。極端に明るかったりカラフルでなければ、黒髪でなくてもいいと思います。パーマも、緩やかなパーマはもちろん、強めのパーマで合ってもハーフアップなどにすれば、問題ないでしょう。
そして、服装。フォーマルなスーツを着るのは当然ですが、典型的なリクルートスーツ(黒いシンプルなもの)である必要は感じません。
私が官庁訪問で見かけたアイボリー色は、さすがに目立ちすぎていましたが。笑
(その人は物凄い美人さんだったので、とても似合って好印象でした。凡人にはハードル高い…。)
グレーやネイビーあたりなら、黒と変わらず清潔感やしっかりした印象を表せると思います。
私自身は人事や面接官の経験がないですし、絶対大丈夫!とは言えないですが…。
「周りと同じように、黒髪・黒スーツ・ハイヒールにしなきゃ」なんて過度に心配しなくていいと思いますよ。
採用の基準になるのは、公務員としての適性や能力があるかどうかだからね。
髪型や服装など外見を採用の基準にしても法令に違反するわけではないです。
しかし、採用選考は応募者の適性・能力を基準として行うとされている(※)以上、公的な組織において外見を採点基準にする可能性は低いと考えられます。
(外見を採点基準に含めるとしても、「公務員としてふさわしい清潔感・身だしなみかどうか」程度でしょう。)。
また、面接官は複数人いるので、採点基準にない要素(個人的な好みなど)が結果に反映されることも考えにくいです。
以上の諸々を踏まえて…
これから公務員試験の面接を受ける受験生には、マナーとして身だしなみを整えつつも、自分に合ったスタイルを選ぶことをおすすめします!
…と私は思うけど、真相はいかに…。夫くん、そう遠くない将来面接官の仕事も任されるだろうから、こっそり実態を教えてね!
教えられることがあればね…
(採点基準なんて口が裂けても教えられないだろうけど…)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!