【公務員試験】面接での質問回答part1 ~合格者の実例紹介~【質疑応答・再現】

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【公務員試験】面接での質問回答 ~合格者の実例紹介~【質疑応答・再現】part1 公務員試験

こんにちは!元公務員フリーランスのレイです。
当サイトをご覧いただきありがとうございます。

公務員試験での面接の質疑応答について、実例を紹介します!

この記事は★公務員試験受験生向け★です。

私が公務員試験を受けたのは、2011年とだいぶ昔のことです。
にもかかわらず…この記事(面接カードの記入例)が現在当サイトで一番人気になっています。

そこで今回は、私が公務員試験(某都道府県の行政事務職)を受けたときの、面接での質疑応答の実例を紹介します。

面接を受けた直後に、面接官とのやり取りをメモしたwordデータを残しておいたので、
かなり再現度が高いリアルな内容かと思います。

ぜひ、受験生と面接官のやり取りの風景を頭の中で想像しながら、読んでみてください。

少しでも公務員試験を目指す皆様のお役に立てれば嬉しいです。

※私が受けた自治体では、当時2回(一次・二次)面接がありました。
→今回は1回目の面接についてご紹介します。
※都合により一部伏字にしています。ご了承ください。
※最終的な合格順位は、上位10%前後でした。

質疑応答の前に:入室から冒頭の自己PRまで

面接の基本情報(某都道府県一次面接)
面接官3人・受験生1人
▶左 :30代前半?男性
▶中央:40代前半?男性
▶右 :28~35歳くらい?女性

3回ノックをして、ドアの前で「失礼します!」と言ってからドアを開けて入室。

ドアを閉めて、もう一度「失礼します」と言って一礼。
「荷物はそこの机に置いて下さい」と言われたため、椅子の後ろ(ドアの横)の机上に荷物を置く。

椅子の左に立ち、受験番号と名前を言って着席。

<中央男性より>

Q.今日はどうやってここまで来ましたか?

→はい。地下鉄を乗り継いで、バスで来ました。

Q.バスですか。ここにはよく来ますか?

→いえ、遠方に住んでいるのであまり来る機会はないです。

Q.そうですか。今日は○○さんの素の姿を見せて欲しいと思っているので、まずは1分間程度で自己PRをしていただけますか?

→1分間…ですね…(この間に言う内容を整理)。

Q.はい。では、お願いします。

→【1分間で自己PR】(内容はこちらの記事(自己PRのポイント)に書いています。)

Q.ありがとうございます。

質疑応答1:面接官一人目(左)

Q.いま、金融機関でアルバイトしていたとお話しされましたが、コールセンターって大変ですよね。困ったこととかあったかと思いますが…

→はい。居酒屋のアルバイトと違い表情が見えないですし、最初はとまどいました。
今は、表情が見えないからこそ声に…オーバーリアクションなくらい感情を込めて伝えるようにしています。
また、お客様の様子は口調や声のトーンなど些細なことから読み取るように努めています。

Q.具体的には、どのような業務をしているのですが?

→はい。私達のセンターでは、●●地方にあるATM約●●●●台を監視し、正常に稼働しているかの確認や、異常があった場合の警備依頼などをしています。
また、顧客対応として、ATM横にある電話からの問い合わせや、一般の電話からの問い合わせにもお答えしています。

Q.どういった問い合わせがありますか?やはり、クレームもたくさんあるのですか?

→はい。ATM横の電話からは操作方法や手数料などの問い合わせが多く、一般の電話からはカードを紛失したとか振り込め詐欺に合ったとか…多様な問い合わせがあります。
クレームもやはり少なくないですし、電話口なのでかなり激しいクレームもあります。

Q.クレームを受けたときに、凹んだり、悩んだりはしませんか?

→はい。最初はそういうこともありましたが、今はありません。
相手は私を金融機関の社員だと思って話していて、私も社員と同じだという意識を持って取り組んでいるので、クレーム対応も大切な仕事の一つだと思っています。

Q.接客のアルバイトをする際に一番気を付けていることは何ですか?

→はい。「笑顔で明るく対応すること」です。
居酒屋のアルバイトは勿論ですが、コールセンターでも電話口で笑顔で話すようにしています。

Q.大学で行っている★★の相談活動とは、具体的にはどのような活動をしているのですか?

→はい。学生が主体に行っているもので、●●(専門家)の協力を得ながら、市民の皆様の相談にお答えしています。
1年生~4年生まで合計で約90名在籍していて、相談には3年生の後期~4年生の前期に最上級生がつきます。

Q.3年生の後期までは、下級生は相談を見学したりするのですか?

→はい。上級生のつく相談に同席し、相談が終わった後にフォローという検討会を行います。また、当日受付や電話受付など、学年ごとに仕事を担当します。

Q.相談で失敗した経験はありますか?

→お客様に対する失敗…というのはないです。
と言いますのも、これまで担当したお客様は皆さん「来てよかった!ありがとう」と言ってお帰りになったので…。
ただ、相談の前に●●(専門家)への確認をするのですが、初めての相談の前に●●(専門家)から私が用意した回答の甘さを指摘され、視野の狭さを痛感しました。
それ以来、事前に聞いた事情だけでなく、「こういう可能性もあるのでは」「追加でこういう質問もあるかも」など色々な視点から検討するように努めています。

Q.「行政」に関心を持ったきっかけは何ですか?

→はい。~【都合により省略】~ため、法律の適用で解決することの限界を感じ、行政の根本から変えていく必要があると思ったことがきっかけです。

Q.なぜ、そのような限界が生じていると思いますか?

→はい。法律や制度は複数人…全体に適用するものなので、個別のニーズには必ずしも適さないというか、合わせることは難しいからだと思います。

Q.あなたの言うように、行政サービスは必ずしも個別のニーズに応えられるものではないですが、それに対しどのように対応することが大切だと思いますか?

→はい。やはり、現場の声をしっかり聴くことだと思います。
例えば…私の金融機関のアルバイトでも、どうしてもお客様の要望に応えられないことがあります。
そういう時に、ただ「応えられない・できない」というだけでなく、「あなたの言うことはわかった。こういう理由で今は出来ないけれど、要望があったことをしっかり支店に伝えておく」と、相手の話を受け止めているという姿勢を示すようにしています。
行政においても、意見を受け止め、ニーズに沿えないなら納得のできる理由を示すといった真摯な姿勢が必要だと思います。

Q.話は変わりますが、仕事のできる人とできない人…言い方は悪いですが…にはどのような違いがあると思いますか?

→はい。仕事のできる人は視野が広く臨機応変な対応ができ、仕事ができない人…不器用な人はひとつの仕事しか見えないという違いがあると思います。

Q.仕事のできない人は、どうしてそうなってしまうと思いますか?

→はい。自分の今取り組んでいる仕事に必死で、全体が見えないためだと思います。仕事はそれ一つで完結することはなくて、周りの人やその先の仕事と繋がっているものです。全体の仕事内容や進行状況を把握して初めて自分の仕事の位置が明確になると思うので、それができないと仕事がうまく進まないのだと思います。

Q.あなた自身は、そのような(仕事のできる)人だと思いますか?

→…はい(面接官一同笑う)。



質疑応答2:面接官二人目(右)

Q.ゼミについてお聞きしたいのですが、どのようなことを学んでいるのですか?

→はい。(面接カードの内容を忘れて一瞬焦る)…面接カードには、●●ゼミと地方自治ゼミの二つを書いたと思いますが…(面接官が頷く)…
●●は古代から現代までの●●を学び、地方自治ゼミでは市町村合併や地方分権・道州制などを個別の事例を取り上げながら学んでいます。

Q.ゼミは複数履修できるのですか?

→はい。私の大学のカリキュラムでは、ゼミは履修しても履修しなくてもよく、また、半年のものもあれば通年のものもあります。
一度に複数履修することもできます。

Q.なぜ、この二つを履修したのですか?

→はい。~双方の履修理由を述べる~

Q.地方自治ゼミは、当自治体で働く際にどのように役立ちますか?

→はい。…直接具体的に結び付けることは……難しいと思います。
と言いますのも、~【都合により省略】~、その中で●●(受験した自治体)が周辺自治体とどういう関わりを持ち役割分担をするかを考えるうえでは、役立つと思います。

Q.労働分野に取り組みたいようですが、なぜ労働に関心があるのですか?

→はい。居酒屋のアルバイトをしていた時に、私はアルバイトなのでいいのですが、社員の方に対して労働基準法が守られていないことがありました。
例えば、法定労働時間や割増賃金…休憩時間などです。そういった抜け道というか…折角法律があっても意味がないのではないかという疑問と、是正しなければならないという思いから労働に関心を持っています。

Q.当自治体には様々な業務があって、希望していない分野に配属されることもありますが、大丈夫ですか?

→はい。どの分野も大切ですし、大丈夫です。

Q.全く興味のない分野でも?

→…勿論、全く想定していなかった分野に配属されたら、最初はとまどいもあると思います。
けれど、そういう分野の方が知らないことも多く、その分得るものも多いと思いますし、
仕事をする中で徐々に偏見が取り除かれていき新たな発見もあると思いますので…大丈夫です(満面の笑み)!!

質疑応答3:面接官三人目(中央)

Q.○○さんは、あまりストレスは感じない方ですか?

→はい。あまり…ただ、時々は感じます。

Q.どういう時にストレスを感じますか?

→はい。やはり、人間関係がこじれたとき…です。
私どもの相談サークルは規模が大きく、私の学年だけで29名います。
この人数が全員が全員完全に性格が合うわけではなく…二人一組で相談につくときなどに見解の相違でごたごたすることもあります。

Q.そういう時は、どのようにストレスを解消しますか?

→はい。とりあえず何も考えずたくさん食べて、歌って、寝ます!!(面接官一同笑う)
そうすると、翌朝起きた時には怒りや悲しみといった感情は消えるので、それからどうするか冷静に考えるようにしています。

Q.それで、すべてスッキリするのですか?

→いえ、もちろんこじれた人間関係をどうするかという問題は残ります。ただ、怒りや悲しみと言った感情は落ち着くので、スッキリした気持ちで前向きにその後の行動を考えられます。

Q.そういう問題があった相手とは、その後どうなっていますか?

→はい。不思議なことに…そういう問題があった相手との方がいい関係を築けています。ただ表向きに「まあいいんじゃない?」と言うより、本音でぶつかり合う方が互いを知れて、その上で「あんなこともあったね」と笑い合っています。

Q.あなたはアルバイトやサークルなどでいろいろな人と協力してやってきたと思います。
その経験は当自治体に入って仕事をする上でも必ず役立つでしょうね。

→ありがとうございます^^

Q.年上と年下、どちらと関わる機会が多かったですか?

→はい。年上…だと思います。

Q.それはやはり、アルバイトで?

→はい。アルバイトもそうですし…小学生のころからバレーボールやサークルなどで先輩とも後輩とも関わってきましたが、
特に小学生の頃は子供を迎えに来た保護者とお話しする機会も多かったですし、教師との関わりなども含めて、年上と接する機会が多かったです。

Q.居酒屋のアルバイトで、大きな失敗をした経験はありますか?

→はい。大きな失敗…はありませんでした…。(ネタがなくて慌てる)
ただ、最初はお酒の事を何も知りませんでしたし、客層が中高年の男性ということもあり、その…お酒の入った男性を怖いと思い、辞めたくなったことはありました。
その後、意識を変えてからは全く気にならなくなりましたが…。
※しどろもどろしてしまった、この日一番の失敗

Q.それは、自分一人で解決したのですか?

→いいえ。私の教育係をしていた先輩の女性がいて、その方が「お酒の入った男性は可愛いんだよ」と伝授して下さいました。
可愛いという発想はなかったので目から鱗でしたが、確かにお酒が入った方が素になって親しみやすく話しかけて下さるし、それ以来苦手意識は全くなくなりました。(可愛い~のあたりで男性面接官が笑う)

Q.いやー、あなたは見ていると明るさがにじみ出ていますねえ…(面接官一同笑う)

→いえ…あはは…(苦笑)

Q.最後に言い残したことや、訂正したいことはありますか?

→この自治体で働きたいアピール。

Q.わかりました。以上で終わります。

おわりに:面接を受けた感想 ※受験生当時

終始穏やかな雰囲気で、私も面接官も合間によく笑っていました(女性面接官は無愛想でしたが)。
時間は30分強でした。

やや対策不足でしたが、とにかく明るく笑顔でいこうと心がけました!

質疑応答の記録には漏れがあると思いますが、左男性の質問が多く、右女性が少なかったことは間違いないです。

いかがでしたか?私の実例が、一つの参考になりましたら幸いです。

なお、私の場合は、一次面接は人物について、二次面接は政策についての質問が中でした。
二次面接については、別途記事にする予定ですので、今しばらくお待ちください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

【参考】公務員試験受験生の頃に愛用していた雑誌(受験ジャーナル)
 模擬面接・合格体験記の記事や、読者向け論文添削サービスを活用していました!
 私は大学生協の公務員試験講座を受講しており、プラスαとして参考にしていました。
丁寧に取材・分析されていて、大学生協とは異なる&幅広い視点での学びが多かったです。
よろしければ、ぜひ(まずは本屋でパラパラ立ち読みしてみるのも良し)。

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