【公務員試験】面接での質問回答part2 ~政策・施策中心編~【再現・実例】

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【公務員試験】面接での質問回答part2 ~政策・施策中心編~ 公務員試験

こんにちは!元公務員フリーランスのレイです。
当サイトをご覧いただきありがとうございます。

今回は、公務員試験での面接の質疑応答について、実例を紹介します!※part2です

この記事は★公務員試験受験生向け★です。

今回は、私が公務員試験(某都道府県の行政事務職)を受けたときの、二次面接での質疑応答の実例を紹介します。
※一次面接についてはこちらの記事をご覧ください。

面接を受けた直後に、面接官とのやり取りをメモしたwordデータを残しておいたので、
かなり再現度が高いリアルな内容かと思います。

ぜひ、受験生と面接官のやり取りの風景を頭の中で想像しながら、読んでみてください。

少しでも公務員試験を目指す皆様のお役に立てれば嬉しいです。

※都合により一部伏字にしています。ご了承ください。
※最終的な合格順位は、上位10%前後でした。

質疑応答の前に:面接の基本情報&冒頭あいさつ

面接の基本情報(某都道府県二次面接)
面接官3人・受験生1人
▶左 :30代後半?女性(淡々と質問・時々笑う)
▶中央:50代半ば?男性(ぽっちゃり・強面)
▶右 :40代くらい?男性(よく喋る・質問が長い)

<中央男性より>

Q.○○さんですね…待ちましたか?

→いえ…あまり(笑)

Q.あまり待ちませんでしたか。それはよかった。
これからですね、25分程度話を聞かせていただきます。
最後の面接ですんで、○○さんの性格とか人柄とか分かるように頑張ってください。よろしくお願いします。

→はい。よろしくお願いします。



質疑応答1:面接官一人目(左)

Q.はい。じゃあ私からいくつか質問させていただきます。
公務員試験を受けるにあたって、いつ頃から準備を始めましたか?

→はい。昨年の6月の初めから始めました。

Q.きっかけは何だったんでしょうか?

→はい。面接カードにも書いたのですが、●●サークルの相談活動の中で、根本にある法や制度であったり行政のサービスであったり、そういったところから変えていかなければどうしようもならない問題に直面して、…目の前の人を助けるというより、もっと幅広い人の役に立つ仕事をしたいと思ったことがきっかけです。

Q.うーん…元々こう…公務員に対する漠然としたイメージというものはありましたか?

→元々と言いますと、目指す前…ということでしょうか。
目指すまではあまり(イメージを)持っていませんでした。
最初は弁護士になりたいと思って法学部に進学し、●●サークルの活動をしていました。
途中から法や制度がこうなっているからどうしようもないということが相談活動の中で見受けられたので、そういったところから解決していけるのは…と考えていったら、公務員だなと思いました。

Q.では、元々は弁護士になりたくて法学部や●●サークルに入って…で、●●サークルの活動をきっかけに公務員になりたいと思ったということですか。

→はい。最初はそうです。後はアルバイトの中で…。
居酒屋のアルバイトをしていた時に、社員やパートさんなどの労働基準法の基準が守られていなかった現状がありました。
それが当たり前で、法定労働時間や割増賃金・休憩時間などが守られていない面があったので、そういった面からも行政に関心を持ちました。

Q.公務員はほかにどこか受けていますか?

→はい。国家一種試験のみ併願していました。

Q.国家一種の方は、結果は…

→はい。最終合格をして官庁訪問をしましたが、内々定はもらっていません。

Q.あー…そうなんですか。ちなみに省庁はどちらを回られましたか?

→はい。厚生労働省と総務省を訪問しました。

Qやっぱり、関心の高い分野ということで…?

→そうですね。厚生労働省は自分の一番やりたい分野を所管していますので…。

Q.弁護士の道はもう考えていないのですか?

→はい。考えていないです。

Q.なるほど…わかりました。
…法定労働時間が守られていないとか、色んなそういう現状を目の当たりにされて、根本の法改正ということになってくると思うのですが、そうなると国の制度が一番大元かなと思うんですけど…。その辺どうですかね…?

→はい。正直に申し上げますと、公務員試験を目指した当初から今年の3月までは、国家一種が第一志望でした。
けれども、3月の東日本大震災の際に、私自身が被災地にいて、~【都合により省略】~。
法や制度も勿論大切ですが、一番大切なのは運用の面。また、自治体であっても、こういう現状があって、こういう問題があるから、こう変えるべきだという呼びかけを国に対してできると思いましたので、志望を変えました。

Q.では、それからは…国を受けてはいるけれども、自治体の方が…ということで…?

→はい。そうです。

Q.震災の話が出ましたが、今回の当自治体(以下「●●県」)の対策はご存知ですか?(→はい。)どういうことを…

→まずは耐震化があると思います。~【都合により省略】~。

Q.何かご自身で特に関心のあることとかありますか?

→はい。一番は、自分自身が被災地にいて一番困ったのが情報がないということでしたので、通信・情報手段というものです。
やはり~【都合により省略】~ので、事前の周知というものが完全には難しいと思います。
緊急事態が起きたときに、どのように避難所だとか道筋を示していくかが重要だと思います。

Q.具体的に何か妙案はありますか?

→はい。駅などに電光広告版を設置し、緊急時にはその広告版が、駅がどうなっているかだとかここなら避難所はどこに行ってくださいだとか、緊急情報を示すというものが良いかと思います。
また、複数のツールを用意すべきだと思うので、電気が途絶えた時のために無線機も各地に配置しておくべきだと思います。

Q.●●県に採用されたらぜひやってみたいこと、いくつか書いてありますけど…これについて具体的に教えていただけますか?

→はい。①では雇用のミスマッチの問題を書きましたが…。
〝民間企業と連携した職業訓練″というのは、●●県が主催になることで利用者に安心感を与えて、民間企業に委託することでより実践的な能力の習得や雇用に結び付けるという意味で、関心があります。
②については、〝男性の育児休業取得率″が低いことが問題だと思っています。
また、介護休業制度については、●●県のHPなどを調べても育児休業に比べてかなり取り組みが少なく、実際にデータを見てもまだ導入していない事業所がかなりあるので、問題を感じていて…その改善に取り組みたいと思っています。

Q.まず1点目の雇用のミスマッチ解消についてなんですけど…。
職業訓練や労働教育などは既に実施している部分もあるんですけど、中々雇用のミスマッチが解消されないというのは何が課題だと思いますか。

→はい。雇用のミスマッチにはいくつか原因がありますが、大きく分けると、偏見から生じているものと、実際の能力的な問題で生じているものがあると思います。
現在の不況の下で、学生の大企業志向が止まらず、大企業にもデメリットがあることに気付かないまま入ってしまって離職してしまうだとか…。
そういった意識の問題がまず大きいと思います。
実務的な面では、中小企業の求める技術的レベルがかなり高かったりもするので、そこに追いつくのが難しい面もあるかなと思います。

Q.意識の問題という話ですが、それを解消するためにどうしたらいいですかね?

→はい。まずは、事業主…企業側が情報を提示すること。
一方で、大学生・高校生などに、学校と連携して、どういった企業をどういう視点で選ぶべきか…ただ給与や規模だけではなくそういったことを教え、両方の点からマッチングをはかっていくべきだと思います。

Q.今もね、就職の説明会とかあると思いますが、まだまだ不十分ですかねえ…?

→はい。……やはり…開催回数が少ない面があると思います(!!?)。
なので、少ない回数の中に大勢の学生が殺到してしまって、そうすると複数の企業を回るのが難しくなって、人気のある企業に集中してしまうということもあるので…。
大企業の説明会、中小企業の説明会、あるいは大学ごとの説明会といったように、できるだけ多くの話を聞ける機会を設けるといいと思います。

Q.…他に雇用のミスマッチ解消に関して、何か考えはありますか?

→はい。えー…研修派遣制度も望ましいと思います。
職業訓練をしてもなかなか雇用に結びつかないということもありますので、研修から実際の就労派遣、そして正規雇用まで結び付け、更にその後の仕事の満足度や達成度といったフォローアップまですることが大切だと思います。

Q.いま…学生時代に色々と勉強されていて…。自治体もそうですし企業もそうですけど、非常勤職員とか派遣とか、安価で数がいればこなせる事業がどんどん増えているという実態があるんですけども…その辺どうでしょうか?
労働とか勉強されてきて、こういう実態をどう思いますかね?

→はい。私は、非正規雇用自体は悪いことではないと思っています。
問題が生じるのは、本当は正社員になりたいし正社員と変わらない仕事をしているのに、企業側の都合で非正規で保障が薄いままで働いているという実態ですので…。
労働者側がどういうニーズでいるのか、本当にそれは非正規雇用がやるべき仕事なのかを見極めたうえでマッチングすることが必要だと思います。

Q.なかなか労使の関係というのは難しくて、双方の思いが一致するというのは難しい面があるんですけど…。
それって雇用のミスマッチのひとつの大きな原因になっているのかもしれないですけど、今後●●県として何をやっていけばいいですかね?

→労使間の調整という意味で、ですか…?(Q.そうですね。)
はい。一番大切なのは、情報提供と意識啓発だと思います。情報提供はノウハウや過去の事例について教えるというもので、意識啓発は何が問題であるか今後どういったことが問題になるのかといったことを伝えることです。
●●県の政策調査を見ても、例でメンタルヘルスを挙げますと、事業主が一番欲しがっているのは費用ではなくノウハウや過去の事例というものでした。
やはり、問題を認識していてもどうしたらいいか分からないという企業もあると思うので、そういった情報提供の機会を多く設けることが必要だと思います。

Q.先ほど、男性の育児休業取得率が低いというお話があったんですけれども、これは向上するために何をしたらいいですか?

→はい。第一に、育児休業が取得しやすい労働環境をつくること。
第二に、中小企業など小さな規模の事業所だと代替要員の確保が難しいので、効率化をはかることだと思います。
具体的には、例えば、某自治体の長が育児休業を取得したということが大きく取り上げられましたけれども、こういった取り組みを企業でも行い、企業内外に伝えていくことが大事だと思います。
代替要員の確保という意味では、仕事を縦割りではなく共有することで、一人が欠けても代われる要員をつくること。
また、テレワークを導入したり、育児休業の時間単位の取得を進めるなどで効率を上げることがいいと思います。

Q. 面接カードに〝ディーセントワークを実現し″と書いてありますが、これはどういうものなのですか?

→はい。一言で申し上げますと、人間らしい働き方をするというものです。
お金を得る手段と割り切って働いている方ですと、無理をして働いてメンタルを病んでしまったりだとか、労使間の紛争が生じて辞めてしまうということがあると思います。
仕事自体にやりがいだとか、自分の生きがいというものを見出していくことが大切だと思います。

Q.メンタルの話が出ましたけれども、●●県も結構メンタルの職員が増えていて、しかも若い方に多いんですよね。その辺って…ご存知でしたか?

→…数値としては知りません。ただ、二つ上の私の先輩で、●●県の職員になられた方で、~【都合により省略】~という方がいますので、身近な例として知っています。

Q.そうですか…(苦笑)

*ここで中央の面接官爆笑。つられて右の面接官も笑う。左の人も笑う。一応私も笑う。
ちなみに内容は非常にシビアなものなので、採用志望者の私が職場の具体的な問題例を指摘したことで、笑うしかない空気になったのだと思われます。
ここから空気が一変して和やかに。私の気持ちも軽くなる。


Q.あのー…これからね、組織で働くうえでそういった状況に陥ることはあると思うんですけど…。
ご自身として何か心がけたいことってありますか?

→はい。何でも話せる職場の仲間や同期をつくることが大切だと思います。
その方の例になってしまいますが、その方の場合は~(省略)~ということを悩んでいたので…。
ただそれは職場に問題があったというよりは、その方自身の意識の問題というのも大きかったと思うので、自分自身で道を拓いていくことも大切だと思います。

Q.○○さんはあんまりね、こう…苦手なタイプとかいそうな感じしないですけど、あえて言うとどのようなタイプが苦手ですか?

→はい。相手の話を聞かずに自分の話を押し通そうとする人は、少し苦手です。

Q.もしそんな方が上司になったらどうしますか?

→はい。まずは自分の意見を伝えます。
それを聞いてもらえない場合には、その場は私が引き下がると言いますか…話をそのまま受け入れると思います。
と言いますのも、やはり組織においては上の命令や指示に従うということは、円滑に動くうえで必要なことだと思いますので…。
また、自分の意見を聞いてもらえないということは、自分自身の信頼がまだ足りないということもあると思いますので、その後の仕事で示していければと思います。

Q.明らかに上司が間違ってるなという時でも、自分の意見は諦めちゃいますか?

→まずは、身近な先輩に相談すると思います。
それを言ったのが身近な先輩であれば、その課を取り締まっている方などにお話しします。
自分の考えをお話ししてみて、正しいと言ってもらえれば、自信を持ってあなた(上司)の話もわかるけれども、こういう考えもあるのではないかという提案をしたいと思います。

Q.○○さんのご自身の性格は、どういう風にとらえていますか?

→はい。一言で言うと〝自由人″だと思います。

Q.自由人…?

→はい。具体的には、長いものに巻かれるのではなく自分の意思をしっかり持っていて、自分のやりたいと思ったことがあればまず行動に起こすという点があります。

Q.周りの方からどういう風に言われますか?

→はい。〝発言力がある″と言われます。(中央の面接官が笑う。)
●●サークルでは私たちの学年だけで29名、全体で約100名所属していますが、運営する学年になってからはよく集まって話し合うことがあります。
そういった時に…よく意見を出してくれると言ってもらえます。

Q.リーダーシップがあるということですかね?

→はい。ただ、先頭に立って引っ張るというリーダーシップよりも、一歩引いてサブリーダー的ポジションで、全体を見渡して調整をしたり、その立場で全体に意見を発信したり…ということの方が合っていると思います。

Q.あのー…あれですかね。結構強いことを言われてもあまりへこたれないタイプですかね?

→はい。へこたれたとしても、一日経てばすっきりするタイプです(笑)

Q.まあ、思っていることは結構自分の方から言う…?

→そうですね。溜め込むということはあまりないと思います。

質疑応答2:面接官二人目(右)

Q.ではすみません、私の方からも何点か。一部重なるところもありますが、あえて聞かせていただきます。
面接シートに書いてあるアルバイトの経験なんですけれども、お客様への対応が不十分だったと。そのため朝礼で料理長に提案したですとか、いくつかここを見るだけでも積極的に自分から提案されているのかなと思うんですけど、これは自分から意見提案してやったものですか?

→日替わりメニューの確認について…ですか?

Q.ええ。確認ですとか、それからえーと…“全員が店全体の情報を共有し”ですとか。
自分一人の話ではなくて店全体の話ですよね。これを提案したのは○○さんからですか?

→はい。日替わりメニューについては、朝礼は私が入る前からございました。
ただ、その場で料理長から説明があって、それを聞いて皆でメモをして終わりという形だったんですけれども、疑問点があってもそのまま流してしてしまい、お客様に訊かれて答えられないということがありました。
なので、私の教育係をしていた先輩と話して、もっと積極的に朝礼の中で質問してもいいかということを店長と料理長にお話ししました。
情報共有というのは、私が提案したつもりはないのですが、自分から積極的に調理場などに声をかけたり、全体にも声をかけるようにしていたところ、いつの間にか全体としてもそういう傾向になっていったと思います。

Q.アルバイトの中でもまあ、そういった経験をされているということで…?(→はい。)
それから、志望理由の中で人々が生きがいを感じられる場にしたいと思いとか…ディーセントワークという言葉も先ほど出てきましたけれども、人によって価値観は異なっていますよね。
どうすれば人々がそれぞれ違う価値観の中でディーセントワークを実現できると思いますか?

→はい。おっしゃるように価値観というのは人それぞれですので、これが生きがいのある働き方だと示すことはできないと思います。
それぞれに合った働き方の実現には、一番はやはり雇用のミスマッチの問題が大きいと思います。事前に仕事内容をよく吟味しないだとか、労働条件がよくわからないまま働き始めてしまうと、実際には自分には合っていないという現状が生まれてしまうので、まずはその解決が重要だと思います。

Q.その中で、”(男性の育児休業取得などについて)これまで以上に事業主の意識啓発や情報提供を強化し”という部分が面接カードにありますが…。
国の厚生労働省がワークライフバランスを推進している各民間企業を集めて講演会を開いたり…いろいろやっていますよね。
私も参加したことがあるんですけど、~(省略…育休時など代替要員の確保は中小企業では難しいという某社長の話)~こういった状況がある中で民間企業の意識啓発ってなかなか大変だと思いますし~(省略…問題を認識している会社も多いという話)~更にそれをもう一歩進めて行くために、○○さんとしてなにかアイディアはありますか?

→はい。やはり、人員の確保というのはいきなりは難しいと思います。(Q.ですよねえ…。)
その上で対応するためには、ICT技術の導入・利活用ということが一番効果的かなと思います。
先ほど申し上げたようなテレワークもそうですし、クラウドもそうですし、やはり効率化をはかるということが…たぶんそういった状況ですと有効な手段になるのかなと思います…。←前置きが長すぎて質問の核が分からず自信がなかった。

Q.デスクワークですとそれが割と実現可能性が高いかと思うんですが、営業のような外回りが中心の会社には、なかなか難しいですよねえ…。

→そういうところですと一日単位で育児休業を取得するのは難しいと思うので、時間単位で休暇を取得できるといいと思います。
例えば男性社員が朝の2時間休んで、保育園に送り迎えをするとか…それだけでも配偶者である奥様の負担が減ると思うので。
一気に取らず分担して、2時間なら何とか補えるような工夫をして…ということが大切だと思います。

Q.いくつかアイデアをお持ちだということで…。
必ずしも希望の職場に配属されない場合もあります。その場合にはどうされますか?

→はい。積極的に取り組みたいと思います。
全く予想外の分野であれば最初はとまどいもあるかと思いますが、行政というのは一つ一つが独立しているのではなくて、すべてどこかで繋がってひとつの行政になるものです。
全く考えていなかった分野であれば、自分の知らないことが沢山あって、そこから得るものも大きいと思いますので…。

Q.すみません、最後にもう一点だけ。
●●県の組織の中にはかなり忙しい部署もありまして…不夜城のように毎日電車で帰れないような職場も少なくないのが現実です。
そういった職場に行く場面もあるかと思いますが、体力的には○○さんは自信あります?

→はい、あります。小学校4年生から高校生までずっとバレーボールをしていましたし(ほぼ本当)…最近はしていませんが、気候のいい日にはランニングなどもしておりますし(予定)、大丈夫だと思います。

質疑応答3:面接官三人目(中央)

Q.随分勉強されていますけれども、試験を受けるにあたってどういう勉強して来ました?

→公務員試験全般で…?
筆記試験については、とにかくそれぞれを一周まわし、間違ったところをチェックして…間違ったところを重点的にやるということを三周四周と繰り返しました。
面接対策については、まずはHPだとか長期計画などを読んで、その中で自分の気になる点やここは今後どう進むのだろうという点にチェックしたり考えたりしました。
あとは…HPで見ていて●●センターが実際にどうなっているのか気になりましたので、2か月ほど前に行って…

Q.行ったんですか!?(大笑)

→はい(笑)。窓口の方と少しお話をさせていただいたりしました。

Q.ほー、そうですか…。えーと、民間企業は受けていないのですか?

→はい。~(省略)~

Q.で、公務員試験と。公務員試験受けられて、国家一種に一応合格していますよね。
で、官庁訪問もしたと。厚生労働省の方から欠員が出たけど来ないかと言われたらどうしますか?
(左面接官が爆笑)

→あはは(笑)。厚生労働省は…お断りします。

Q.ほう。だって、いいじゃないですか。●●県よりもずっといいかもしれないですよ?

→あの…回る前から疑問には思っていましたが、回っていて特に思ったのは、やはり実際の運用までがすごく遠いなということでした。
官庁訪問の中でたくさん原課面接というものを受けさせていただきましたが、お話を聞くと労働契約法を作った時にどういう問題があったかとか派遣法の改正をしたが賛成か反対かとか、法律や制度に関するお話がかなり多くて、私はもっと運用の面で携わりたいという思いを強くしました。

Q.あのー…法律の方が好きじゃないですか?法学部で…

→はい。学問としては勿論好きです。けれども、運用がされなければそれは意味がないものですし…国であれば、必要なことでも誰かに負担を強いるものであれば、政局が絡んで停滞してしまう。
それを待てないから自治体が国に先立って導入した施策もありますし…。
…政局についても官庁訪問でお聞きしてみたのですが…(面接官爆笑)
やはりそれは政治家が決めることだから難しいということでしたので…(苦笑)

Q.●●県の試験に落ちたらどうします?

→はい。来年度もう一度挑戦します!

Q.来年度もう一度ですね…。はい。ではこれで終わります。長い間…えー…ご苦労様でした。

→はい!ありがとうございました。

おわりに:面接を受けた感想 ※受験生当時

面接時間は25分と冒頭で言われましたが、実際は37分と長引きました。

「●●県に落ちたらどうする?」という質問は死亡フラグかと思いましたが、杞憂に終わりました。汗

よく言われる結論→理由手法は意識はしていましたが、慌てて下手に結論をいうよりは、時間稼ぎを少しして考える方がいいと思いました。
結論が後になっても中身がしっかりしていれば面接官の反応は良かったので問題ないと思います!

いかがでしたか?私の実例が、一つの参考になりましたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

【参考】公務員試験受験生の頃に愛用していた雑誌(受験ジャーナル)
 模擬面接・合格体験記の記事や、読者向け論文添削サービスを活用していました!
丁寧に取材・分析されていて、幅広い視点での学びが多かったです。

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