こんにちは。元公務員フリーランスのレイです。
この記事は★公務員試験受験生向け★です。
私自身の経験を踏まえ、公務員試験の採用面接での自己PRのポイントを紹介します!
公務員試験を受けた2011年当時残した記録と、7年間の自治体での勤務経験を基に、私なりの理解と実例を紹介します。
程よい上位合格(上位10%前後)だったので、トップ合格やギリギリ合格の例よりも、参考にしやすいかなと思います。
採用面接における自己PRの意味
自己PRは、官民問わず、また新卒採用・中途採用を問わず、面接で問うケースが多いかと思います。
私が所属していた自治体では、面接の冒頭に1分間の自己PRを求められることが定番でした。
この、「冒頭」に「1分間」というのは非常に重要なポイントです。
面接に限らず、初めて会った人の印象は出会って数秒から数分で決まると言われています。
つまり、この自己PRは、面接官の受験生への印象をある程度固めるという、重要な意味を持つのです。
自己PRの結果次第で、その後の面接でのやりとりの方向性が大きく変わることになるでしょう。
受験生にとって、加点を重ねていく方向になるのか、それとも失敗を挽回していく方向になるのかは、合否をも左右する問題です。
自己PRに盛り込むべき内容=面接で質問して欲しいネタ
面接で受験生に自己PRさせる目的は、以下の①~③について把握・評価するためと考えられます。
②これまでの経験の中で培った能力
③上記①②を踏まえ、公務員としての適性
面接官はこれらの情報を受験生から引き出すために、自己PRをさせるとともに、その内容について質問します。
つまり、自己PRはそれだけで完結するのではなく、その後の質問とセットなのです。
そう考えると、自己PRに盛り込む内容は、単に話しやすいことではなく、面接官に掘り下げて質問して欲しいことにするべきでしょう。
【実例紹介】私の自己PR(1分間PR)
実際に私が行った自己PRをご紹介します。
面接本番で話した原文ママです。
接客には一連の手順やマニュアルがありますが、そこにあるニーズはお客様により異なります。例えば、薄着で寒そうにしているお客様にはそっとひざ掛けをお持ちし、高齢で耳が遠いお客様にはいつもより大きな声でゆっくりかつはっきりとお話しするなどの対応を心がけています。
このような私の気配りに対し、大学サークル(※)の先輩から「あなたが後輩の中で一番お客様への気遣いができている」と言われました。
このことは、公務員として行政サービスを行う中で必ず活かせるものと思います。
なお、学外の一般の方向けに活動する、接客系のサークルでした。
分解して3つの要素の各目的を解説
①“相手の立場や心情に配慮し、臨機応変な対応ができる”
→相手(住民・同僚等)の立場に寄り添いながら柔軟に対応するという、公務員に必要な能力を自分は持っていることをアピールしている。
②“ニーズはお客様により異なる”
→公務員の仕事は定められたルールに則って行われるが、必要に応じて個別の事情に合わせた対応も必要である。公務における原則と個別対応について理解しており、自分は対応できることをアピールしている。
③大学サークルの先輩からの賛辞
→第三者からの評価を入れることで、私という人間への信頼感を高めようとしている。
短い自己PRの中に、様々な意図が盛り込まれていることがおわかりいただけたでしょうか。
ちなみに、私の場合、「居酒屋」と「金融機関のコールセンター」をいう2つのアルバイトをしていたことは、とてもいい武器になりました。
面接官も、このブログを読んでいる皆さんも、これらの接客にはクレーマーや困った客が多いことが容易に想像つきますよね。
この自己PRの後は、接客で困ったこと、電話口でのクレーマーへの対応、酔っぱらって絡んできた客への対応などを聞かれました。
これらは、私がぜひ聞いてほしかった質問であり十分な回答ができましたので、この自己PRは成功したといえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
公務員を志望する皆さんの参考になれば嬉しいです。
ぜひ、面接の最初の数分で、面接官を自分の世界に引き込みましょう♪
★当時熟読した、公務員試験参考書↓